メタバースとは、コミュニケーションを取ることができる仮想の空間のことを指します。
…ただ、正直にお伝えすると定義が存在しないため、これは弊社が定義づけているものです。では、なぜ「メタバースとは何か?」という問いに対してこのように定義づけしているのか?そこも含めて記事で解説します。
ちなみに、弊社は2020年からメタバース上の店舗で買物ができるサービスを開発、運営しており、実績も多数あります。「メタバースを何も知らない人が勝手に定義づけている」わけではありませんので、そこはご安心ください。
まずはじめにメタバースの概要について確認しておきましょう。
<メタバースの概要>
- メタバースとはコミュニケーションを取ることができる仮想の空間のこと
- メタバースが注目されているのは、アメリカのIT企業の多くが事業投資を始めたから
- メタバースは多くのビジネスシーンやゲームで利用されている
- 法人でメタバースを利用するには2つの方法がある
それぞれ詳しく解説していきます。
メタバースとは
冒頭でもお伝えしたように、メタバースは2022年現在では明確な定義がされていません。なぜなら、メタバースは「Meta(超)+Universe(宇宙)」からつくられた造語であり、明確な定義づけがされないまま広まってしまったからです。
ただ、現状ではメタバースとは、コミュニケーションを取ることができる仮想の空間のことと認識していれば間違うことはないでしょう。なぜなら、これがメタバースと同時に挙げられることが多いVRとの決定的な違いだからです。
メタバースとVRの違い
そもそもVRとはVirtual Realityの略語で、バーチャルな現実、すなわち仮想現実のことです。VRは建物や物体などを仮想の空間に再現したものであるため、その中で会話ができることや現実空間のような活動ができることはVRには求められません。
一方で、メタバースでは、仮想現実空間の中で会話などのコミュニケーションができることを求められます。そのため、仮想現実空間の中では自分を表現するアバターが必須となり、メタバースにはアバターが必ず存在するといっても過言ではありません。
メタバースに関するよくある誤解
さて、ここまでメタバースの定義を説明しました。ただ、メタバースを知る上で、一つだけ知っておいていただきたいことがあります。それは、メタバースは何でもできるオンライン空間ではなく、一つのツールにすぎないということです。
つまり、メタバースにも得手不得手があるということ。こちらについては、後ほどメリット・デメリットやメタバースを活用する方法で詳しく説明しています。
この誤解が生まれた原因は、定義が定まっていないまま急激に広まったこと、これまでにはないような「新技術」であったことだと推察できます。つまり、メタバースに具体的なイメージを持っておらず、言葉だけが先行して広まったことが誤解につながったのでしょう。
では、なぜメタバースは急激に広まったのでしょうか?その理由を次で説明します。
メタバースが急激に広まった理由
メタバースが急激に広まった理由は、現代の経済を引っ張るアメリカのIT企業の多くが、メタバースに対して事業投資を始めたからです。
Facebook社から社名を変えたMeta社、新しいVRゴーグルの開発を始めたApple社、メタバース領域に大きな投資を行っているMicrosoft社などが最たる例でしょう
これらの企業は、これまでスマートフォンの画面上、つまり2Dで情報交換をする最先端のシステムを開発していました。しかし2022年現在は、VRゴーグルなどによる3Dでの情報交換システムの開発に大きく舵を切っています。日本でも、ソニー株式会社が新しいヘッドセットを開発するなど、開発が加熱しています。
2022年現在では「新しい技術であるメタバースを使って何かできないか?」とさまざまな企業が模索している段階です。このようなチャレンジングな企業の取り組みも、メタバースが注目されているひとつの理由になっています。
メタバースが活用されている分野
先ほどメタバースが誤解されている原因として、メタバースに具体的なイメージを持っていないことを挙げました。その理由を払拭するためにも、具体的にどのようにメタバースが活用されているのかを知っておかなければいけません。ここからは、メタバースが活用されている分野を説明していきます。
オンラインゲーム
メタバースの一番の活用場所はオンラインゲームです。多くのメタバース企業も基本的にはメタバースゲームを作成しています。
ここで注意していただきたいのが、メタバースゲームだからといって、VRヘッドセットが必須となるわけではないということ。「メタバースとは」で解説したように、メタバースは「コミュニケーションを取ることができる仮想の空間のこと」です。
そのため、ここでいうメタバースゲームとは、ゲーム内でアバターを介してコミュニケーションがとれるゲームのことを指します。アバターとは、ゲームの中でのキャラクターとしてとらえられていることも多いでしょう。
メタバースゲームの代表例としては、以下の3つが当てはまります。
- フォートナイト
- Minecraft(マインクラフト)
- あつまれ どうぶつの森
これらすべてに共通しているのは、プレイヤーがキャラクター(アバター)を操作し、その場でコミュニケーションが取れるということ。
フォートナイトでは、有名アーティストが仮想現実空間内でバーチャルコンサートを行い、1,230万人という膨大な参加者を集めて話題になったことも。今後も、様々なメタバースゲームが生まれることが期待されます。
ビジネスでの活用
メタバースはゲームだけでなく、ビジネスの場面でも積極的に活用され始めています。メタバースはビジネスシーンにおいて、以下の3種類の活用方法があります。
<メタバースのビジネスシーンでの活用方法>
それぞれ詳しく説明します。
メタバース上でのオフィス
メタバースの活用法で、主流になっているのがオフィスとして活用することです。
新型コロナウイルス感染症の影響で、リモートワークという働き方が世界で一気に広がりました。出社せずに働けるなどの便利な側面がある一方、ちょっとした相談や社員同士の雑談は減少し、生産性が下がったというデメリットも出てきています。
メタバースを活用したオフィスでは、リモートワークのメリットも備えつつ、デメリットであるコミュニケーションの減少も払拭しています。
特に有名なのは、Meta社のHorizon Workroomsです。2022年8月から日本でも利用できるようになったHorizon Workroomsでは、アバターとなって仮想現実空間でコミュニケーションをとり、働くことができます。
メタバースの開発を行っている弊社では、メタバース上に自社のオフィスを構えています。働くときはアバターとして出社し、仕事をしています。フルリモート体制で仕事をしていますが、メタバース空間上で会話ができるため、ちょっとした相談も気軽にできます。
会議もメタバース空間上で行えるため、現実ではよくある会議の前後での雑談などのコミュニケーションも活性化し、アイデアが生まれやすくなっており、メタバースの良さを日々実感しています。
メタバース上でのショップ
メタバースの活用方法の2つ目がショップとして利用することです。メタバースをショップとして利用する場合、顧客は自宅にいながら、店舗に行ったときと同じように店員さんとコミュニケーションが取れます。
これが何を意味するかというと…メタバースをショップとして利用すれば、企業にも顧客にもメリットがあるということ。
企業は実際の接客のように、商品の魅力を存分に伝えることが可能です。そのため、売上向上につながる可能性があります。顧客は、ネットだけではわからない部分や不安な点を実際に店員に聞くことができるので、安心して購入することができるのです。
ただし、先ほどもお伝えしたようにメタバースはツールなので、売ることが向いている商材と向いていない商材があります。以下の商材を取り扱っている場合はメタバースを導入してみても良いかもしれません。
<メタバースをショップとして利用する場合に向いている商材>
このように双方向のコミュニケーションが重要な商材を販売する場合はメタバースが向いているでしょう。
では、向いていない商材は何なのか?…率直にお伝えすると、それは2022年時点では判断しにくいです。なぜならメタバースを活用した事例が未だに少ないから。例えば双方向のコミュニケーションがあまり必要ではない食品を取り扱う場合においても、メタバースは活用されています。
このように、2022年時点では、メタバースをショップとして利用する場合、向いている商材はあっても、向いていない商材は判断できないというのが結論です。
メタバースのショップとしての活用方法については「メタバースに店舗を出すって何?事例・出店方法などご紹介」で詳しく解説していますので、ショップでの利用を検討している方はこちらの記事をご覧ください。
自社の商材がメタバースに向いているかどうかわからないという方はお気軽にご相談ください。
メタバース空間上でのイベント
ビジネスでのメタバースの活用法として、イベント開催もあります。
メタバースのなかで最も重要なのがコミュニケーションがあることですが、そのためには多くの人が集まる必要があります。その集客部分を果たすのがイベントです。そのため、イベントとメタバースは非常に相性がよく、代表的な活用法として広まりました。
日本での大きな事例としては、株式会社HIKKYが行っているバーチャルマーケットです。数週間で参加者は100万人を超えました。また、Cluster社も様々なイベントが行えるメタバース空間を作成し、展開しています。
大規模なイベントは、メタバースを提供する企業が行うことが多いですが、小規模なイベントはメタバース企業でなくても開催が可能です。メタバース空間を持ち、ファンミーティングなどのオンライン上でのイベントを開催することで、成立するため、多くの企業が取り組める活用法になります。
メタバースのメリット
先ほど、メタバースはツールの一つであるため、得手不得手(メリットやデメリット)があると説明しました。ここからは、メタバースにある良さや抱えている課題について説明していきます。
まずは、メタバースのメリット(良さ)について説明します。メタバースのメリットは以下の4つです。
<メタバースのメリット>
それぞれ説明していきます。
場所にとらわれずに現実に近いコミュニケーションがとれる
メタバースの強みは仮想空間でのコミュニケーションが取れることです。ユーザーがアバターとなって双方向で情報交換(コミュニケーション)ができます。
ショップとして利用する場合は先ほどお伝えしたように、コミュニケーションの観点において、企業と顧客の両方にメリットがあります。
一方、オフィスとして活用する場合では、リモートワークであっても、現実のオフィスと同じように雑談などの小さなコミュニケーションが取ることが可能です。そのため、新しいアイデアなどがうまれやすくなるでしょう。
非日常な体験ができる
メタバースは現実に近いコミュニケーションがとれる一方で、仮想の空間ならではのメリットもあります。それは、現実では不可能なことを体験できるというものです。
具体的には空を飛べたり、アーティストの真横でコンサートが聞けるなどが挙げられます。これらは主にメタバースゲームで体験することが可能です。このように、現実では不可能なことを簡単に体験できるのはメタバースならではのメリットとなります。
新たなビジネスチャンスがある
まだまだメタバースは発展途上のシステムです。現状では、多くの企業が導入を検討している段階で、実際に利用している企業は少ないです。そのため、メタバースを利用したビジネスチャンスは至るところに転がっています。
代表例として挙げられるのが、メタバース空間で着ることができる服です。メタバースゲームの中の服は、現実のお金や仮想通貨を用いて売買がされています。他にも、魔法の剣などのゲームで使えるアイテム、さらには仮想の空間上の土地まで取引されています。
このように、メタバースで様々な市場が生まれてきているのは、企業にとっては大きなビジネスチャンスになります。
アバターならではのコミュニケーションができる
メタバースでの大きな特徴のひとつが、アバターとして他者と会話ができるところです。アバターは見た目を自由に変えることができます。
つまり、メタバースを活用することで、なりたい自分で話すことができるようになりました。これは今までになかったコミュニケーションの形です。
アバターとなることで、顔を見せないで話せるなど、匿名性が上がったことで発言しやすくなったり、本音を言いやすくなるなどの効果が出ています。
企業側からすると、顧客からいかに本音を引き出すかは、非常に重要なミッションとなりますが、その一助となるのがメタバースです。
以上の4つがメタバースのメリット(良さ)となります。ただ、先ほどもお伝えしたように、メタバースはツールであるため、メリットがあれば当然デメリット(課題)もあります。次からはメタバースのデメリットについて説明していきます。
メタバースのデメリット
メタバースのデメリットは以下の4つです。
<メタバースのデメリット>
それぞれ順番に解説していきます。
セキュリティの脆弱性
まず一つ目がセキュリティが脆弱であるということ。メタバース上での情報は、基本的にWebサイトに載せるような一般公開されているものです。一方で、ユーザーはメタバース空間は現実に近いため、手元のみで出されている情報と錯覚してしまう場合があります。
これが何を意味しているかというと、メタバース空間での会話は筒抜けであるということ。
自分が人と話しているところを想像してください。自分は目の前の人にしか話していないつもりでも、サーバー上ではメタバース空間全体の情報と同一にされ、公開されています。友人とだけ共有していたつもりが、実は周囲にも聞かれているようなイメージです。
ただ、メタバースによっては、この辺りのセキュリティが強固になっているものもあります。企業が利用する場合は、開発担当者にセキュリティが強固になっているか、個人でメタバースを利用する場合は、企業にセキュリティが強固かどうかを確認しておきましょう。
法整備が追いついていない
メタバースに関しての法律はまだ整備されていません。メタバースを利用しているアメリカでは、メタバース上での痴漢行為や執拗な追いかけ回しが起きています。法整備が追いついていないと、このような問題が起こったときに対処できません。
また、2022年現在、日本の民法ではメタバース上で「もの(データ)」の所有権は認められていません。そのため、メタバース上で購入したものが盗難や破壊などの被害にあったとしても、法律でそれを裁くことはできません。
令和2年7月には経済産業省が、企業がメタバース事業を行う際の法的な問題を調査した報告書を掲載しました。しかし、法的リスクをまとめるという結論に留まっています。
導入するのが難しい
メタバースを企業が導入するにあたって、もしくは個人でメタバースを所有するにあたって導入が難しい面はデメリットのひとつといえるでしょう。
特にコストの問題は大きく、一つのメタバースを持つことだけでも多額の費用がかかることがあります。メタバース空間を作ることとゲームを作ることが同一視されやすいため、試作品の作成で1,000万円、実際のメタバースの作成には億単位の費用がかかるということも多くあります。
一方、弊社では独自のビジネスモデルを活用することで、月額10万円〜でオリジナルのメタバースを保有できるようにしました。詳しくは下記の資料に掲載しています。
メタバースの始め方
ここまでメリットとデメリットを紹介してきました。メリットを強く感じた方は、メタバースを導入したいと思っているのではないでしょうか。ここからは、メタバースの始め方についてご紹介します。
個人でメタバースを活用する方法
個人が、メタバースを活用する方法は2つあります。一つは、既存のメタバースの中で自分の空間を作成し、そこで体験することです。
例えば、メタバースゲームのひとつであるどうぶつの森では、自分でオリジナルの村を作って、オンライン上で友達を招待できます。この時、自分で作ったオリジナルの村がメタバース空間であり、友達とその場で話をしたことで、メタバースを体験したこととなります。
このように、多くのメタバース提供企業は個人の方に対して、メタバースの構築環境を提供しています。その環境を活用するのが一番早く活用できる方法でしょう。
もう一つは、自分でコードを書いてメタバースを構築する方法です。メタバースで使われる技術の多くは古くからあるもので、公開されている情報も多いです。コードを書くのが得意な方は、メタバースを自分で作ってみるのも面白いかもしれません。
法人でメタバースを活用する方法
次に法人でメタバースを利用するときの始め方について説明します。
まず考えるべきは自社で作るのか、既存のプラットフォームを利用するのかどうかです。基本的には既存のプラットフォームを利用するのがおすすめです。この理由を丁寧に語ると長くなってしまうので割愛しますが、一言でいうなら、自社でメタバース空間を作成すると人件費などのコストがかさむからです。
そもそも、法人でメタバースを利用するなら、必ず何かしらの目的があって利用しますよね。ということで、目的別におすすめのプラットフォームを紹介します。
<目的別おすすめのメタバースプラットフォーム>
- 社内でのコミュニケーション活性化(3D):Meta社
- 社内でのコミュニケーション活性化(2D):oVice株式会社
- 認知獲得:株式会社HIKKY、クラスター株式会社
- 売上向上・既存顧客に向けた情報発信・顧客ロイヤルティの醸成:株式会社Urth
それぞれ解説していきます。
社内でのコミュニケーション活性化を目的とした2社の違い
Meta社とoVice株式会社は2つとも、社内のコミュニケーションの活性化…つまり、メタバースをオフィスとしての活用する場合に利用するのがおすすめの2社です。
2社の違いは3Dか2Dかどうかということ。Meta社は3Dですが、oVice株式会社は2Dです。この違いは利用するハードルの高さにつながってきます。
Meta社のサービスであるHorizon Workroomsを利用する場合はOculus Ques2などの専用の設備が必要です。一方、oVice株式会社は2Dなので、パソコン一台あれば問題ないため、利用ハードルが低いです。
また、料金に関しては、Meta社のHorizon Workroomsの利用は無料(Oculus Ques2購入のための¥59,400はかかる)なのに対し、oVice株式会社は利用人数によって¥5,500/月〜¥55,000/月かかります。
Horizon Workroomsを利用する場合は、初期費用がかなりかかることがわかりますね。以上のことから、社内のコミュニケーションを活性化させたい場合は、oVice株式会社のサービスを利用するのがおすすめです。
また「メタバースでのオフィスとは!?ビデオ会議とも比較して徹底分析」ではメタバースのオフィスについて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。
認知獲得を目的とした2社
株式会社HIKKYとクラスター株式会社は、メタバース空間でのイベント開催で有名な会社です。
株式会社HIKKYは、世界中から100万人以上が来場した「バーチャルマーケット」を2018年から毎年開催しています。ちなみに、バーチャルマーケットとは、メタバース上にある会場で、アバターなどの3Dデータ商品やリアル商品の売買ができるイベントです。
一方、クラスター株式会社ではメタバース空間に渋谷を作った「バーチャル渋谷」でイベントを開催しており、これまでに100万人以上が来場しています。
多くの人が来場するこれらのイベントに参加すれば、自社の認知獲得につながる可能性は非常に高いです。
しかし、イベントは一時的な開催のため、顧客ロイヤルティの醸成には向いていません。既存の顧客への情報発信や顧客ロイヤルティの醸成におすすめなのが弊社(株式会社Urth)です。
売上向上・既存顧客に向けた情報発信・顧客ロイヤルティの醸成が得意な株式会社Urth
メタバース空間で情報発信や顧客ロイヤルティの醸成をするには、自社でメタバース空間を保有しておく必要があります。通常であれば数千万円単位でかかるところ、弊社では月額10万円〜利用できるように、メタバースの利用ハードルをできるだけ下げています。
「料金があまりにも安いってことは質が悪いんじゃない?」と不安に思われる方もいるでしょう。決してそんなことはなく、むしろ今まであったメタバース空間の課題を解決し、より快適な空間を提供しています。
快適な空間とは何かというと、リアルに近い(違和感のない)空間ということです。弊社のメタバース空間は建築士が設計を行っているため、メタバース空間でも違和感なく過ごすことができます。
逆に、従来のメタバース空間の設計は、ゲームクリエイターが行うのが主流でした。
ゲームクリエイターはゲームに最適な設計はできても、必ずビジネスにおいて最適な設計ができるかといわれると、そうではないでしょう。一方、建築士であればリアルの建築の考え方や設計をメタバース空間に落とし込めるため、ビジネスにおいて最適な設計が可能です。
これまでにも、コミュニケーションが取れるようにアバター同士が自然と集まったり、自社の商品を自然と顧客が見たりするような設計を行ってきました。
つまり、弊社のサービスは、メタバース空間をショップとして活用したり、ファンとの交流の場として活用することに向いているということ。
「ECサイトやWebサイトの説明だけではなく、商品の魅力をオンラインでも直接お客様に伝えたい」
「ファンミーティングをオンラインで定期的に開催したい」
と思っている企業様はぜひ一度お問い合せください。また、より詳しく弊社のサービスを知りたい方はサービスの公式ページをご覧ください。
補足:メタバースと関連している新技術
ここまでは、メタバースについて幅広く紹介してきました。2022年時点で新技術であるメタバースに興味があるということは、他の新しいものにも興味がある人もいるのではないでしょうか?
ここからは、メタバースが世界で普及していく中で、その世界を下支えする広まっている新しい技術をご紹介します。
ブロックチェーン
仮想通貨を支える技術として有名なブロックチェーンですが、実はメタバースでも活用されています。
ブロックチェーンとは、インターネット上での取引履歴を世界の任意の第三者が承認するため、改ざんをするのが非常に困難な技術のこと。またデータの保存もさまざまな場所で行っているため、永久に消えることがありません。
そのため、国が保証している通貨でのやり取りと同じようにブロックチェーンは取引を保証する力を持っています。
この技術は、いち早く通貨の面で取り入れられました。現在の国ごとの通貨から代替が起きることが期待され、多くの投資家が仮想通貨に資金を投入しています。
このブロックチェーンですが、インターネット上での取引履歴を記録できるため、メタバースとの相性が非常に良いです。
例えば、メタバースゲームの中で取引をした際、その取引記録がブロックチェーン上に記載されることで、誰から見ても正式にルールを守って保有者が変わったことが証明できます。
もしブロックチェーンがなければ、ルールを守って購入したのか、ハッキングして盗んだのか判断ができません。ブロックチェーンがあることで、メタバース内での取引が健全なものとなり、ルールの徹底が図れます。
NFT
2021年、メタバースとともに大きく取り上げられたのがNFTです。これは、デジタルデータに証明書を作成し、それをブロックチェーン上で管理する技術です。
簡単にいうと、インターネット上のイラストに「これはあなたのものですよ」と明記され、それが不正に書き換えられたりしないというもの。
この技術で、デジタルデータはコピーした履歴が残るようになったため、複製可能だったゆえに価値が付かなかったデータに価値が付くようになりました。
メタバース上で活用できる服や剣などといったアイテムが世界にひとつしかない場合、NFTを使うことで本当に世界にひとつのものとなり、価値が付くようになります。
このNFTとメタバースをうまく活用し、マーケティングを行ったのがルイ・ヴィトンです。ルイ・ヴィトンは昨年からメタバースゲーム上で限定NFTを獲得できる施策をうち、これまでに約200万ダウンロードされています。
まとめ
今回は、メタバースとはいったい何なのかといった部分から具体的な活用法までご紹介しました。メタバースとは、「コミュニケーションをとることのできる仮想の空間」のことであり、そこでは今までのオンラインでの情報交換とは異なる情報交換が可能になります。
この新しいコミュニケーションの形をいかに早くビジネスに取り込めるかが、無限の可能性を持つメタバースを活かした事業成長につながるカギといえるでしょう。
メタバースについてもっと詳しく知りたい、導入してみたいと思った方は下記URLより資料をご覧ください。
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