メタバース記事 2023.07.31

メタバースの導入費用は数万〜数千万円|なんでこんなに差があるの?

「メタバースを導入しようと思っているけど、どれくらいかかるのかがわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。

結論から申し上げると、メタバースの導入費用は数万〜数千万円です。なぜこれほど料金に差があるのかも含めて解説します。

大前提メタバースは2種類ある

本題に入る前に、2種類のメタバースについて説明します。それぞれどの部分にお金がかかっているかが違うため、費用が大きく変わるからです。

メタバースには「Web型メタバース」と「SNS型メタバース」があります。

Web型メタバースとは、専用のアプリのダウンロードが必要なく、URLから直接アクセスできるメタバースのことです。Web型メタバースは顧客醸成に向いています。

一方、SNS型メタバースとは、不特定多数が参加するメタバースプラットフォームのことを指します。SNS型メタバースは認知拡大に向いています。

本筋からそれるため、2種類の説明はここまでとしますが、より詳しく知りたい方は「自社はメタバースを導入するべきなのか?2つの判断基準をもとに解説」をご覧ください。

メタバースの導入費用の内訳

では、メタバースを導入するときに、どのような部分でコストがかかっているのかを確認してみましょう。

Web型メタバースSNS型メタバース
・初期費用:メタバース環境構築、導入前コンサルティング
・月額利用料:サーバー運用、サポート対応、導入後コンサルティング等
・初期費用:メタバース環境構築、導入前コンサルティング
・出店料:広告費

コストの変化が大きい要因として挙げられるのが「メタバース環境構築費用」「導入前コンサルティング」「導入後コンサルティング」の3つです。

導入前コンサルティングは「どのような目的でメタバースを運用すればいいのか」などの導入前の不安点を払拭するためのもの。

導入後コンサルティングとは、実際に導入してみてどのようなデータを分析したらいいかなど、導入後の不安点や疑問点を払拭するためのものです。

この2つに関しては将来的には下がる可能性が高いです。なぜなら、メタバースの使い方等がある程度パターン化されることで、コンサルティングを行う必要がなくなるから。

まだ2023年7月時点では、メタバースは新しい技術のため、導入前後のコンサルティングが必要です。

ただ、導入前後で聞かれる質問などに一定のパターンが出てきたり、メタバースに関する知識や経験が溜まってきたりすると、その資料を共有すればコンサルティングが不要になってくるため、将来的にはコストは下がるでしょう。

一方、すでに下がっているのがメタバース環境構築費用。これは、メタバース空間を作るためにかかるお金のこと。メタバース空間を作成するのがゲームクリエイターだったり、高クオリティなものだったりすると、この費用が高額になる可能性が高いです。

高クオリティなものを作成しようとした場合、数百万〜数千万円かかってくることも珍しくありません。反対に、低クオリティなものであれば無料〜数万円程度で利用できることもあります。

低クオリティなメタバースを利用したときのデメリット

基本的に料金が安い場合は、メタバース空間がテンプレートで用意されていることが多く、カスタマイズすることが難しかったり、できる場合でも数千万円かかったりします。

低クオリティなメタバースを利用する最も大きなデメリットは一つの用途でしか利用できないこと。例えば、イベントをメタバースで開催してみて効果があったから、採用でも使いたいと思った場合、採用に特化したメタバース空間にカスタマイズすることは、上記の通り難しいです。

また、空間のカスタマイズが難しいことは、ユーザーの「飽き」にも繋がってくるでしょう。結果として最初の方は効果があったが、徐々に効果が薄くなるということもあるかもしれません。

実験的に低クオリティなメタバースを利用するのはアリ?

低クオリティなメタバースを導入するデメリットを紹介しましたが「まだ予算がそんなに多くつけられないから高クオリティなメタバースは作れない。実験的に低クオリティなメタバースを利用しても良いのだろうか?」と思う方もいるでしょう。

結論としてはアリですが、注意すべきことがあります。

それは、低クオリティなものから高クオリティなものに移行するときは大きなコストがかかるということ。

サービス(プラットフォーム)を変えずにカスタマイズする場合は、先ほど紹介した通り、数千万円かかることが多いです。サービス(プラットフォーム)を変える場合は、再度初期費用が発生しますし、何より新たに使うプラットフォームに慣れる必要があります。

低クオリティなメタバースサービスから高クオリティなサービスに移行するのは、労力という面でも、金銭的な面でも、かなり大変です。

「最初は実験的に始めたい。けど、将来的にカスタマイズもしたい」という方にはV-airがおすすめです。

弊社は月額10万円から利用できるV-airというメタバースサービスを展開しており、実験的な導入は1ヶ月から承っています。詳細に関してはお気軽にお問い合わせください。

メタバースの導入方法は?

一定費用がわかってきたところで「実際導入するときは、どのような方法ですればよいのだろう?」と思う方もいるでしょう。ここからは、メタバースの導入方法について説明します。

メタバースの導入方法は以下の通り。

・メタバースを使う目的を明確にする
・目的にあった企業に依頼する

企業の選定方法など含めて、詳しくは「メタバースを導入するには目的の確認が大切|企業の選定基準も解説」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

まとめ.メタバースはできれば高クオリティなものを選ぼう

今回はメタバースの導入費用について説明してきました。今回の内容をまとめると以下の通り。

・メタバースの導入費用は数万円〜数千万円
・導入前後のコンサルティング、構築するメタバース空間のクオリティによって差が生まれる

低クオリティなものを利用すると、なかなか応用が効かなくなります。予算や用途によって変わってきますが、メタバースの導入を考えている場合は、可能であれば高クオリティなものを選ぶようにしましょう。

どの企業を選べばいいかわからない場合は「日本のメタバース企業9選|各社の特徴や企業の選び方も解説」を参考にしていただくか、お気軽にお問い合わせください。2020年からメタバースサービスを展開している弊社のスタッフがヒアリングさせていただきます。

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