「メタバースとWeb3.0の違いがよくわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。
この2つには明確な違いがあります。それは、メタバースはコミュニケーションの形であり、Web3.0は運営体制を指しているということ。
なぜこの結論に至ったのかも含めて、メタバースとWeb3の違いを専門用語をあまり使わずにわかりやすく解説します。
メタバースとWeb3.0は全くの別物
冒頭でもお伝えしたように、メタバースはコミュニケーションの形、Web3.0は運営体制のことです。なぜこの結論に至ったのかはメタバースとは何なのか、Web3.0とは何なのかを理解することで納得していただけるでしょう。
ということで、ここからはメタバースとWeb3.0の定義について説明していきます。
メタバースとはコミュニケーションの形のこと
メタバースとは「1対1のコミュニケーションも、1対多のコミュニケーションも取れるもの」です。
これまでのコミュニケーションの形として、メールや電話などの1対1のもの、X(旧Twitter)やInstagram、Zoomなど1対多のものがありました。
メールや電話など1対1のコミュニケーションの形では、個別に深いアプローチができるものの、大勢にアプローチすることはできませんでした。
また、SNSやZoomなどの1対多のコミュニケーションの形では、大勢にアプローチはできるものの、個別に深いアプローチをすることが難しかったです。
上記2つの課題を解決したのがメタバースです。わかりやすいように、具体例を用いて説明します。
メタバースでは距離によって声の大小が変わる
例えば、オンラインイベントを開催したいと思ったとき。これまではZoomなどで開催するしかありませんでした。Zoomでは大勢にアプローチはできても、参加者一人ひとりの声を聞くことが難しかったです。
しかし、メタバースでイベントを開けば、それを可能にすることができます。なぜなら、メタバースは「遠くに行ったら声が小さく聞こえ、近くにいれば大きく聞こえる」という特性を持っているから。
リアルを想像していただくとわかりやすいかもしれません。当たり前のことですが、リアルでは、近くにいる人の声は大きく聞こえ、遠くにいる人の声は小さく聞こえますよね。
メタバースではそれが再現できるのです。
つまり、メタバースの空間上でイベントを開催したときに、通常のZoomのように1対多に声を届けることも、イベント後に他の参加者や登壇者と1対1の会話ができるということです。
言ってしまえば、メタバースはこれまでのコミュニケーションのいいとこ取りをした、新たなコミュニケーションの形というわけですね。
Web3.0とは誰が運営をするかということ
Web3.0をわかりやすく一言でいうなら「誰かがルールを決めるんじゃなくてみんなでルールを決めようね」というものです。
なぜWeb3.0が生まれたのかというと、それまでのWeb1.0やWeb2.0では課題があったからです。
そもそもWeb1.0とはみんなが力がなかった時代のこと。まだインターネットができたばかりで、チャットをするにもHTMLでコードを書かないといけないなど、何かするにも一苦労でした。言ってしまえば「誰も管理者がいない」そんな時代がWeb1.0です。
そんな時代が続くと「コードを書けない人でも発信できる場所」が誕生しました。いわばSNSのようなプラットフォームです。プラットフォーマーが管理者となったのがWeb2.0。
例えば「X(旧Twitter)で文字数制限なくツイートしたい」と思ったときにWeb2.0の運営体制では、ユーザーが自由に変更できません。「ユーザーの過半数が文字数制限なくツイートしたいと思っているからそうしよう」を可能にしたのがWeb3.0。
つまり、Web2.0では管理者がプラットフォーマーだったのに対し、Web3.0ではユーザーになったというわけです。
まとめ:メタバースとWeb3.0は全くの別物
今回はメタバースとWeb3.0の違いについて説明しました。今回の内容をまとめると以下の通りです。
・メタバースはコミュニケーションの形のこと
・Web3.0は誰が運営をするかということ
メタバースもWeb3.0も近年注目され始めた単語であるため、理解することが難しい方も多いと思います。今回はできる限り内容を噛み砕いて説明したので、複雑でわからなくなったときは、この記事を読み返してみてください。
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