自宅で楽しめるVR博物館事例5選!VRのメリット・導入方法も紹介

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昨今のコロナ禍によって博物館自体が休館を迫られ、来館者数が激減してしまいました。本記事ではそんな状況でも、多くの人に博物館の良さを知ってもらうために誕生した「VR博物館」の紹介とVR博物館の始め方について解説しています。

自宅で楽しめるVR博物館事例5選

VR博物館は大きく分けて2種類あり、実際に博物館に足を運んで専用のVRデバイスを装着して体験するタイプと自宅でVR博物館を体験できるタイプがあります。今回はコロナ禍によって需要が高まっている自宅で楽しめるVR博物館に絞って5つ紹介します。

  • 国立博物館
  • 北海道博物館
  • 埼玉県立自然の博物館
  • スミソニアン博物館(アメリカ)
  • 大英博物館(イギリス)

国立科学博物館

おうちで体験!かはくVR - 国立科学博物館画像
参照:おうちで体験!かはくVR – 国立科学博物館

日本で最も歴史のある博物館として有名な国立科学博物館。自宅で楽しめるVR博物館「おうちで体験!かはくVR」を無料公開しています。

体験できるのは、日本の歴史を探求した「日本館」と地球の謎を解明する「地球館」の2つです。どちらも実際にある展示ブースなので、博物館の楽しさをよりリアルに体験できます。

北海道博物館

北海道博物館画像
参照:北海道博物館

北海道の自然や文化、歴史を紹介している北海道博物館はコロナ禍であっても誰でも来館できるように「バーチャル北海道博物館」を公開しました。Googleストリートビューを利用したVR空間で、誰もいない博物館を独り占めできます。

VR体験できる展示物には5つのテーマがあり、そのテーマごとのVR空間や解説動画が用意されています。自宅にいながら北海道の歴史を深く学べるVR博物館です。

5つの展示テーマ

  1. 北海道120万年物語
  2. アイヌ文化の世界
  3. 北海道らしさの秘密
  4. わたしたちの時代へ
  5. 生き物たちの北海道

埼玉県立自然の博物館

埼玉県立自然の博物館画像
参照:埼玉県立自然の博物館

「日本地質学発祥の地」とよばれている埼玉県長瀞町にある埼玉県立自然の博物館は、来館の順番待ちを気にせず利用できるように「バーチャル展示室」を公開しました。

バーチャル展示室はVR空間を体験してもらうだけでなく、博物館クイズを導入することで、楽しみながら学べる工夫が施されています。

スミソニアン博物館(アメリカ)

スミソニアン博物館画像
参照:スミソニアン博物館

スミソニアン博物館は毎年3,000万人以上の鑑賞者が訪れる世界最大の博物館です。映画「ナイトミュージアム2」で採用された博物館なので、1度は目にしたことのある方も多いでしょう。

特徴はその大きさだけでなく、博物館・美術館の中でも特にデジタル化が進んでいることです。

そんなスミソニアン博物館が公開したVR博物館「バーチャルツアー」は現在展示しているものだけでなく、過去に展示していたものまでVRで鑑賞できます

世界最大規模の博物館を好きな時に好きな場所で楽しめるのは非常に魅力的です。

大英博物館(イギリス)

大英博物館画像
参照元:大英博物館

世界で最も歴史ある博物館といわれる大英博物館もVRを導入しています。世界中の文化遺産をオンラインで紹介するサービス「Google Arts & Culture」から無料でVR体験ができます。

800万点を超える展示品をGoogleストリートビューの室内撮影技術が利用されたVR空間で鑑賞可能です。

VR博物館をより楽しむためには

VR博物館をより楽しむためには画像

ほとんどのVR博物館はPCやスマートフォンから楽しめます。しかし、VR特有の没入感を味わいたいならVRゴーグルは欠かせません。

VRゴーグルはPCやスマートフォン越しで見る映像よりも、比較にならないほどの没入感を味わえます。種類は大きく3つに分けられるので以下の表を参考にしてください。

種類用途価格イメージ例
モバイル型スマートフォンにセットする1000〜3000円程度https://amzn.asia/d/hJhXwsE
据え置き型PCやゲームに接続する3万〜4万円程度https://amzn.asia/d/fN6eGCl
スタンドアローン型単体でVR体験できる5万〜8万円程度https://amzn.asia/d/dMUCfrF

博物館にVRを導入するメリット3つ

博物館にVRを導入するには明確なメリットがないと実施するのは難しいでしょう。以下3つのメリットを1つずつ詳しく紹介していますので、導入する判断材料としてお役立てください。

  • 遠方や海外の方にも楽しんでもらえる
  • 長期的に見ればコスト削減になる
  • 没入感のある体験を提供できる

遠方や海外の方にも楽しんでもらえる

遠方や海外の方にも楽しんでもらえる画像

博物館にVRを導入すればオンライン上で博物館に入れるので、遠方の人にも手軽に楽しんでもらえます。さまざまな事情で博物館に直接行けない人にも、博物館の良さを体験してもらえるのは非常に魅力的です。

さらに、VR博物館は24時間365日来館可能にできるため、利用者は時間を気にせずにゆっくり博物館の展示品を鑑賞できます。

長期的に見ればコスト削減になる

VR博物館は展示品をメンテナンスする手間もなく、過去の展示品やイベントも再現可能なため、集客の窓口も広げられるでしょう。

さらにVR体験をきっかけに実際に足を運んでもらえ、PRとしても活用可能です。

博物館にVRを導入するには初期費用がかかりますが、その代わり集客やメンテナンスなどの維持費を低く抑えられます

没入感のある体験を提供できる

没入感のある体験を提供できる画像

VR博物館では現実で行えないような演出ができます。例えば、氷河期の歴史が展示されているコーナーで雪を降らせたり、展示品が話しかけてくるといったような演出も実現可能です。

VRゴーグルを使用すれば、360度見渡すかぎり展示品に囲まれ、さらに没入感のあるVR体験ができます。

VR博物館を始める方法3選

VR博物館を始めるには、専用のカメラや機器、VRサービスを利用する必要があります。博物館で採用されている導入方法の中から3つ厳選しましたので、ご自身のニーズにあった始め方を選んでください。

  • Matterportを利用する
  • Googleストリートビューを利用する
  • VR空間を提供している企業に依頼する

Matterportを利用する

Matterport画像
参照:Matterport

Matterport(マーターポート)とは360度対応した空間撮影と撮影結果をWeb上に公開できるサーバーがセットとなったサービスです。特徴は赤外線スキャンによる正確な位置把握と指定した箇所に説明を入れられるタグ機能です。

赤外線スキャンは建物の構造や物の位置、高さを正確に把握できることから、平面のフロアマップはもちろん立体のマップの「ドールハウス」も作成できます

タグ機能を活用すれば、博物館に行ったことがない人でもその展示品の歴史や背景がすぐ知れるので、歴史や文化に興味をもってもらうきっかけにもなります。

Matterport(〜50万円)を購入すれば自作でVR博物館を作れます。

しかし、規模が大きく撮影の頻度が少ない博物館の場合、VR博物館を自作でやろうとするとMatterportの購入費用だけでなく、制作にも時間がかかってしまいます。なので、低コストかつ短期間で制作してくれるMatterportでVR製作をしている企業に依頼するのがいいでしょう。導入費用の相場は博物館の規模だと15万円(+サーバー代)です。

Googleストリートビューを利用する

Googleストリートビュー画像
参照:Googleストリートビュー

GoogleストリートビューはホームページやSNSで簡単に埋め込めるのでPRしやすいのが特徴です。

屋内の撮影は高画質の一眼レフカメラに魚眼レンズを装着しての撮影が主流ですが、Androidスマートフォンでも撮影できるようになりました。

Matterportと大きく違う点は維持費がかからない点です。Matterportは専用サーバーを使用するためサーバー代の維持費が発生しますが、Googleストリートビューではサーバー代などの維持費は一切かかりません

またMatterport同様、企業に依頼してGoogleストリートビューを導入できます。Googleから認定されたフォトグラファーに依頼すれば、高画質のVR空間を作成できるでしょう。

依頼時に発生する費用は博物館の規模だと10〜20万円が相場です。

VR空間を提供している企業に依頼する

MatterportとGoogleストリートビューは自社で導入できますが、博物館のように規模が大きく、内装を大幅に変えることのない施設であれば、企業に依頼するのがいいでしょう。自作で行うよりも費用はかかりますが、クオリティの高いVR空間が短期間で作成可能です。

MatterportやGoogleストリートビューのような実写のVR空間のほかに、3DCGのVR空間を制作している企業もあります。3DCGのVR空間は実写よりも自由に表現できるので、展示内容によって、内装や展示品の配置を気軽に行えるのが特徴です。

※3DCG
空間や物体を立体で表現する技術。ゲームやアニメでよく利用され、映画「トイストーリー」で3DCGが採用されたことで注目が集まりました。

以下で、実写のVR空間を提供している企業と3DCGでVR空間を提供している企業を紹介します。

株式会社ブリッヂ

オーダーメイドVR画像
参照:株式会社ブリッヂ

株式会社ブリッヂはMatterportとGoogleストリートビューのVR空間を提供してくれます。

ほかにもオリジナル性が高い「オーダーメイドVR」というサービスも展開しています。オーダーメイドVRはMatterportやGoogleストリートビューよりも、細かい設定が可能です。例えば、VR空間内に動画を埋め込みテレビのようにできたり、操作画面の上部に操作説明を付けられたりとVR博物館にも活用できる機能が充実しています。

株式会社Urth

v-air画像

3DCGを利用したVR空間を提供している株式会社Urthは、プロの建築家が設計することで現実に近いVR空間を再現しています。3DCGなので展示品を自由に移動できたり、博物館の世界観を忠実に表現できるのが特徴です。

作成したVR空間はURLで共有できるので、ホームページに簡単に貼り付けられ、利用者はそこをクリックするだけで閲覧できます。またVRゴーグル以外にもPCやスマートフォンにも対応しているため、インターネットにつながる環境であれば誰でもVR空間を楽しめます。

株式会社Urthが提供するサービスの詳細がまとめられた資料は以下のリンクからダウンロードできます。

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まとめ

VR技術によって、誰でも好きな時に好きな場所で博物館に来館できる時代がきました。そしてVRだからこそ提供できる体験もあります。VR博物館という新しい取り組みが多くの人の興味関心を高め、実際の博物館に足を運んでもらうきっかけになります。本記事が博物館の新しい取り組みの参考になれば幸いです。

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