メタバースは5ステップで作成可能|他社に依頼するときのやり方も解説

「メタバースを作りたいけど、どうすればいいのかわからない」

そう思う方も多いでしょう。

結論から言うと、メタバースは以下の5ステップで作ることができます。

  1. メタバース空間の設計
  2. 3D素材の作成
  3. 3D素材の配置
  4. プラットフォームの選定
  5. 空間のアップロード

ただし、クオリティや作成までの期間、手間を考えると他社にお願いするほうがおすすめです。

ただ、本当に他社に頼んだほうがいいのか?頼むとするならどれくらいの費用がかかるのか?などが気になってくるでしょう。

そこで、今回はまずはじめに自社でのメタバースの作り方を説明したうえで、他社に依頼する時の企業の選び方を紹介します。

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メタバースとは?

「メタバースとは何なのか?」この答えを一言でまとめるのは難しいです。なぜならメタバースは「Meta(超)+Universe(宇宙)」の造語であり、明確な定義づけがないまま広まってしまったため、人や会社によって定義がバラバラだからです。

ですが、現状ではメタバースとは「コミュニケーションを取ることができる仮想の空間」と認識していれば間違うことはないでしょう。

メタバースの定義を確認したところで、次では本題のメタバースの作り方について説明します。

メタバースの作り方

メタバースの作り方は自社で作成する場合と他社に作成を依頼する場合の2つがあります。それぞれの違いを見ていきましょう。

作り方の順番必要なもの期間クオリティ手間
自社で作成する
場合
1.メタバース空間の設計
2.3D素材の作成
3.3D素材の配置
4.プラットフォーム選定
5.空間の
アップロード
・パソコン
・編集ソフト
・編集ソフトを扱える人材
・(VRヘッドセト)
会社による技術力によるかかる
他社に作成を依頼する場合なしなし1ヶ月ほどで作成可能な会社が多い高いかからない

2つの具体的な説明は次で行います。

自社で作成する場合の作り方

自社で作成する場合の作り方は以下の通りです。

  1. メタバース空間の設計
  2. 3D素材の作成
  3. 3D素材の配置
  4. プラットフォームの選定
  5. 空間のアップロード

それぞれ順番に説明していきます。

STEP1.メタバース空間の設計

まずは、メタバース空間の全体像の設計を行います。具体的には以下の3つを決めます。

  • 空間の広さ:会議室のような狭い空間かイベントスペースのような広い空間か
  • 機能:チャットや画面の共有などをできるようにするのか
  • 配置するもの:ブースや椅子などメタバース空間に置くもの

基本的には広くしたり、機能を豊富にしたり、配置するものを多くしたりすればするほど、高性能なパソコンが必要になってきますし、コストも余計にかさんでしまいます。

そのため、まずは必要最低限の広さ、機能、配置物を設計するのが良いでしょう。

STEP2.3D素材の作成

全体像の設計が決まったら、空間内に配置するものやアバターなどの3Dモデルの制作に入ります。3Dモデルの作成にあたっては、後ほど紹介するUnityと一緒に用いられるBlender(ブレンダー)を利用するのがおすすめです。

STEP3.3D素材の配置

続いて、作成した3Dモデルをメタバース空間へ配置していきます。3D素材の配置には、提供されている情報が多く、初心者でも進めやすいUnityを使うのがおすすめです。

STEP4.プラットフォームの選定

3D素材の配置が終わったら、プラットフォームの選定をしていきます。空間をアップロードできるプラットフォームはVRChatDOORなどがあります。

それぞれの違いを見ていきましょう。

サービス料金アップロードまでの必要プレイ時間
VRChat無料数時間〜十数時間程度
DOOR無料なし

VRChatとDOORの詳細な説明は「空間をアップロードできるプラットフォーム」と認識していれば問題ないので、ここでは割愛します。

利用におすすめなのはDOORです。理由は、VRChatはアップロードまでに数時間〜十数時間程度のプレイ時間が必要なのに対し、DOORはプレイ時間に関係なくアップロードできるからです。また、3D素材の配置から公開までをサービス内で行えるのもおすすめの理由です。

STEP5.空間のアップロード

最後に、完成した空間をアップロードして公開すれば完成です。アップロードの仕方はプラットフォームごとに異なってきます。VRChatはこちら、DOORはこちらを参考にしてください。

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自社で作る場合に必要なもの

メタバース空間を作るときは、パソコンと編集ソフト、編集ソフトを扱える人材(プログラミングができる人材)の3つが最低限必要になります。そして、必須ではありませんが、VRヘッドセットもあると便利です。それぞれ順に説明していきます。

パソコン

メタバースを作るのに必要なパソコンは、一般的なものよりも高いデータ処理能力が求められます。具体的には、CPUはCorei7かRyzen7、メモリは8〜16GB、GPUはGeForceRTX3060以上のスペックが必要です。

編集ソフト

続いて、編集ソフトです。メタバース開発に使用するソフトは複数ありますが、今回はUnity、Blender(ブレンダー)、DOOR(ドア)の3つを紹介します。それぞれの機能やおすすめの理由を次で紹介します。

編集ソフト機能
Unity3Dオブジェクトの配置
Blender(ブレンダー)3Dオブジェクトの作成
DOOR(ドア)メタバース空間の構築から公開まで

Unity

Unityは提供されている情報が多く、初心者でも進めやすいため、現在のメタバースの開発で最も使われています。

Unityでは3Dオブジェクト(建物やインテリア、アバターなど)の配置ができます。自作したものだけでなく、購入した3Dオブジェクトもダウンロードして配置することができます。

ただし、Unityでは3Dオブジェクトを配置することはできても、作ることはできないので要注意です。

Blender(ブレンダー)

続いて、Blenderです。Blender(ブレンダー)では、3Dオブジェクトが作成できます。

ただし、そのままメタバース空間に配置はできないため、上記で紹介したUnityを経由する必要があります。メタバース制作に関しては、UnityとBlender(ブレンダー)は2つでひとつと考えてよいでしょう。

DOOR(ドア)

最後は、先ほども紹介したDOOR(ドア)です。DOORはNTTが提供しているサービスで、サービス内でメタバース空間の構築から公開までを一貫して行えるのが特徴です。

専門知識やハイスペックのパソコンを必要とせずに制作できるため、初心者から使えるサービスとして徐々に注目され始めています。

編集ソフトを扱える人材

ここまで最低限必要なものとしてパソコンと編集ソフトを紹介してきました。最後に必要なのは、編集ソフトを扱える人材(プログラミングができる人材)です。

DOORは初心者からでも使えますが、Unityを使う場合はC#、Blenderの場合はC,C++,pythonの言語を扱える人材がいないといけません。

VRヘッドセット

必ずしも必要ではありませんが、VRヘッドセットもあると便利です。メタバース空間や動作の確認のためにVRヘッドセットを装着した状態でのチェックが必要になる場合があるからです。

VRヘッドセットは様々ありますが、リーズナブルかつ高性能なMeta Queat 2を購入するのがおすすめです。

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他社に作成を依頼する場合

メタバースの作成を他社に依頼する場合は、作成の順番や必要なもの、手間はもちろんかかりません。強いて言うなら、企業の選定と打ち合わせくらいでしょう。

このように、他社で作成する場合は、自社で作成するときと比べて手間が圧倒的にかかりません。

では、クオリティや作成期間、コストはどうなのでしょうか?それらを比較しながら、自社で作成したほうがいいのか、他社で作成したほうがいいのかについて決着をつけていきます。

メタバースは自社で作成するよりも他社で作成してもらったほうが良い

まずは、先ほど紹介した手間も含めて、クオリティや作成期間、費用を比較してみましょう。

手間期間クオリティ費用
自社で作成する場合かかる会社による技術力による会社による
他社に作成を
依頼する場合
かからない1ヶ月ほどで作成可能な会社が多い高い会社による

表を見てみると、手間やクオリティは他社に作成を依頼したほうが良いことがわかります。期間と費用は会社によりますが、基本的には他社に作成を依頼したほうが良いでしょう。

なぜなら、自社で作成する場合、1ヶ月以内に作成することは困難だからです。1ヶ月以内で作成する場合は、メタバースに詳しい人材をすでに雇用している必要がありますが、その人の現在の業務をすべてメタバースの作成に充てることは、ほとんど不可能でしょう。

また、メタバースに詳しい人材がいない場合は採用から始めなければいけません。そうなると、他部署にかかるコストも計算しなければいけないため、余計に費用や期間がかかってしまいます。

一方で、他社に依頼すれば、期間も1ヶ月と目安が決まっており、費用も最初に尋ねておけば必要以上にかかることはありません。

というわけで、メタバースを作成する場合は他社に依頼するのがおすすめです。

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メタバースの作成を依頼する企業の選び方

メタバースの作成を他社に依頼する場合「どうやって会社を選べば良いのか」「どの会社に頼むべきなのか」という点について悩みますよね。

メタバースの作成を他社の企業に依頼する場合、選び方のポイントはメタバースを使う目的を明確にすることです。

一口にメタバースの会社といっても様々な会社があります。メタバースを使う目的を明確にすることで、メタバースの会社を効率的に探すことができます。

オンラインセミナー・イベントとして使うのか、リモートワーク・ミーティングとして使うのか、ショップとして使うのか、それぞれメタバースを使う目的を明確にすることから始めてみてください。

次からは、目的別にメタバースのおすすめプラットフォームを紹介していきます。

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目的別にメタバースのおすすめプラットフォームを紹介

ここからは目的別にメタバースのおすすめプラットフォームを紹介していきます。自社に合うメタバースの会社を選ぶ際の参考にしてください。

使う目的は以下の4つです。

それぞれ順番に紹介していきます。

オンラインセミナー/イベントとして使う場合のおすすめ

まずは、オンラインセミナーやイベントとして使う場合のおすすめです。

メタバースでオンラインセミナーやイベントを開催すると、オンラインながらも実際のオフラインでのイベントのような臨場感を演出できたり、アバターで参加者と現実に近いコミュニケーションを取れたりといったメリットがあります。

おすすめとしては以下の2つがあります。

料金やクオリティ、ターゲットとすべきユーザーの観点から2つを比較してみましょう。

サービス名料金クオリティターゲット
Cluster100万円〜
(作るメタバース空間による)
高いスマホのユーザー
HIKKY作るメタバース空間による高いスマホ、PC、
タブレットのユーザー

Cluster

Cluster見出し画像
【参照】https://corp.cluster.mu/company/#company

Clusterはユーザー数が日本最大級のメタバースプラットフォームです。

Clusterのイベントは制作内容によって大きく異なりますが、100万円からで応相談となっています。自社の作りたいメタバース空間がどのくらいかかるか気になった方は問い合わせてみるとよいでしょう。

クオリティは高いです。どれくらいのクオリティなのかは、世界中から100万人を超える来場者が訪れた「バーチャル渋谷」を体験してみるとわかるでしょう。

もちろんこれだけのクオリティなものを作るのにはそれだけの費用がかかりますが、高クオリティなものを作る技術力があるのはたしかです。

Clusterはスマートフォンのユーザーが多いため、ターゲットがスマートフォンのユーザーの際に使うのが適しています。

過去には株式会社ポケモンや横浜DeNAベイスターズなどもClusterでイベントを作成しました。

HIKKY

HIKKY見出し画像
【参照】https://www.hikky.co.jp/

HIKKYはVket Cloudというサービスを展開しています。

他のメタバースの会社では、ユーザーはアプリのダウンロードが必要なことが多いですが、Vket Cloudは、ブラウザ上からメタバース空間に入ることができます。これによりユーザーが面倒な手間で離脱することを防ぎ、気軽にメタバース空間に入ることが可能です。

スマホ、PC、タブレットいずれからもアクセスできるので、ターゲットのユーザーは幅広く設定できます。

HIKKYもクオリティは高いです。こちらもどのくらいのクオリティなのかはサンプルワールドを体験してみるとわかるでしょう。

料金は作るメタバース空間の広さや機能などによって変わってくるので一概には言えません。自社が作るメタバース空間の料金がどのくらいか気になったら実際に問い合わせてみるとよいでしょう。

過去にはBEAMSなどの有名企業もHIIKKYでメタバース空間を作成しました。

リモートワーク/ミーティングとして使う場合のおすすめ

リモートワークは出社せずに働けるなどの便利な側面がある一方、ちょっとした相談や社員同士の雑談は減少し、生産性が下がるというデメリットもあります。

メタバースを活用したオフィスでは、リモートワークのメリットも備えつつ、相談や雑談もできるため、デメリットであるコミュニケーションの減少も払拭しています。

おすすめとしては以下の2つがあります。

種類や最大接続人数、料金の観点から2つを比較してみましょう。

サービス名種類最大接続人数料金
Horizon Workrooms3Dメタバース50名無料
oVice2Dメタバース50~500名
(料金により異なる)
月額5,500円〜
(無料トライアルあり)

Horizon Workrooms

Horizon Workrooms見出し画像
【参照】https://www.meta.com/jp/work/workrooms/

Meta(旧Facebook)社が提供しているHorizon Workroomsの魅力は、無料で利用できること。メタバース空間でリモートワークやミーティングを試してみたい方におすすめです。

利用方法は公式ページでの登録とOculusアプリのインストールだけなので、非常にお手軽。また、VRヘッドセットを持っていなくてもビデオ通話で参加することもできます。

注意点としては、VRヘッドセットを用いた参加人数は最大で16名、ビデオ通話も含めると、合計で50名までしか参加できないこと。

50名以上の企業には、このあと紹介するoViceのほうが向いているでしょう。

oVice

oVice見出し画像
【参照】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000058507.html

多くのメタバースの会社は、3次元のメタバース空間である3Dメタバースです。一方、oViceは2次元でのメタバース空間である2Dメタバースを提供しています。そのため、3Dメタバース特有のVRゴーグルを装着したことによるめまいや吐き気などが起きません。

3Dメタバースと2Dメタバースの違いについては「3Dメタバースと2Dメタバースの違いとは?メタバースオフィスでできることも紹介!」で詳しく説明しています。

また、3Dメタバースよりも回線の負荷が軽いので50人〜500人(料金プランによって変わる)がメタバース上にいても問題なく使えます。

oViceはメタバース上で入退室記録が取れるなどビデオチャットにはないリモートワークで役立つ機能が豊富です。費用も月額5500円〜とお得になっています。14日間の無料トライアルがあるので一度試しに使ってみるのも良いでしょう。 

ショップとして使う場合のおすすめ

メタバースをショップとして利用する場合、顧客は自宅にいながら、店舗に行ったときと同じように店員さんとコミュニケーションが取れます。

これが何を意味するかというとメタバースをショップとして利用すれば、企業にも顧客にもメリットがあるということです。

企業は実際の接客のように、商品の魅力を存分に伝えることが可能です。そのため、売上向上につながる可能性があります。顧客は、ネットだけではわからない部分や不安な点を実際に店員に聞くことができるので、安心して購入することができます。

株式会社Urth

株式会社Urth見出し画像

株式会社Urthが提供する「v-air」では、建築士が設計したメタバース空間を体験できます。建築の専門知識を活かした空間設計は、自然に目を向ける場所にコンテンツを置くなど売上に直結する対策が可能です。実際のVR空間はこちらからご体験いただけます。

さらに、アプリのダウンロードは必要なく、URLからアクセスできるので、SNSやWebサイトで簡単に共有できます。

他の企業にメタバース空間の作成を頼むと数百万円かかってしまうのが通常ですが、「v-air」はサーバーコストの削減などで費用を落としているため、月額15万円〜と業界内で非常に安価な価格となっています。

バーチャルライブとして使う場合のおすすめ

ライブをメタバース空間で開催すると、ユーザーと同じ空間を共有しているので、現実のライブのようにファンとアーティストとの一体感を味わえます。

最近では八代亜紀や星野源など、メタバース空間でライブをするアーティストが増えてきています。

VARK

VARKでは、バーチャルライブの特性を生かし、会場のキャパシティに縛られない約10万人規模のイベント開催実績があります。

バーチャルライブ業界の先駆者として、数値だけでなくアーティストの「世界観」や「やりたいこと」に寄り添い、参加者との「より深い関係性」を構築する最高の体験を提供しています。

ライブの開催者は、視聴者からのバーチャルギフトのポイントを貯めることができます。つまり、ライブを行いながらも売上を発生させることができるのです。

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まとめ

今回はメタバースの作り方を紹介しました。

メタバースは自社で作る場合、4ステップで作成することができます。ただし、費用やクオリティなどはメタバースを作成する人材によって大きく左右されてきます。

一方で、他社に依頼をすれば費用もクオリティも大きく左右されることなく、目的を達成するためのメタバースを作成することが可能です。

メタバースを作成しようと思っている方は、今回説明した内容をもとに、自社の目的が達成できるようなメタバースを作成できる会社に問い合わせてみてください。


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この資料では、「メタバースってなに?」「メタバースを使って何ができるの?」そのような疑問を解消するための資料となっています。 メタバースやV-airの導入をご検討の方はまずこちらの資料をご覧ください。
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