【1分でわかる! V-Air新機能】Audio Zoneの使い方を解説

Audio Zoneとは
遠くの音も近くの音も全て同じに聞こえて、音にリアリティがない。
VRを体験してみて、このような感想を抱いたことがある人もいるでしょう。
それは、ユーザーが「没入感」(映像や音を通して実際に自分がそのコンテンツの中に入り込む感覚)を得ることができていないからです。
その”音”を通してユーザーにVRの世界にのめり込んでもらうことを可能とするのが、Audio Zoneです。

Audio Zoneとは、音源とその音を聴く人(リスナー)との距離に応じて音の大きさが変わる従来の機能に加え、音を空間ごとに仕切ることができる仕様のことです。
その一例として、現実世界で音源とリスナーとの間に壁などの障害物が存在する場合、音がブロックされ聞こえづらくなるか、もしくは全く聞こえなくなる可能性があります。
例えば、コロナ対策用に置かれているアクリル板ごしの会話や、窓越しの会話などが例としてあげられます。
このような状況を再現し、VR内の音によりリアリティーを与えることを可能とするのが、このAudio Zoneです。
また、Audio ZoneにはinOutとoutInと呼ばれる2つの種類があり、前者はリスナーがAudio Zone外にいる場合のAudio Zone内の音の調整、
後者はリスナーがAudio Zone内にいる場合のAudio Zone外の音の調整を可能にします。
どちらも、Audio Zoneのパラメーターを動かすことで音を調整することができる仕様となっております。
オーディオゾーンに関してはYoutubeでもご紹介しています!
inOut機能のご紹介

上の写真は音源(initial source) = 1の場合に、
Audio Zone外にいるリスナーと音源との距離を考え、リスナーに全く音が聞こえないよう(Zone gain = 0)にした例です。
outIn機能のご紹介

上の写真は音源(initial source) = 1の場合に、
Audio Zone内にいるリスナーと音源との距離を考え、リスナーに全く音が聞こえないよう(Zone gain = 0)にした例です。
さらに、Audio Zone内部にもう1つAudio Zoneを作ることも可能です。
これは、リスナーの前に音源があり、そのさらに奥にまた別の音源が存在する場合等に利用できます。
Audio Zoneが2つ場合

上の写真は、音源とリスナーの間に2つのAudio Zoneが存在する時の例です。
この場合、最も音に対する制限が強い箇所の設定が適用されます。
この例の場合、1つ目のAudio Zoneの設定がZone gain = 0.5、2つ目の設定が0.1であるので、リスナーにはZone gain = 0.1の音が届きます。
まとめ
今回は、Mozilla Hubsに追加された新機能、Audio Zoneについての解説をしてみました。
これらのinOut, outInの機能を用いることで、音に閉塞感、開放感を与え、遠くの音は小さく、近くの音は大きくVR内で聞こえることになり、より現実世界に近しい環境を構築することができます。
どんどん広がっていくVRの機能とその可能性に期待が高まりますね!
以上、【Mozilla Hubs新機能解説】Audio Zoneで何ができる?~1分で分かる機能紹介~と題してお届けしました。
Audio Zoneが施された新しいバーチャルオフィスは以下のボタンからご体験いただけます。
今回は、弊社のVRサービス新ブランドと新機能に関してご紹介しました。
Urthでは今後もビジネスの役立つVRプラットフォームを目指して、サービスの拡充を行っていきますので、引き続きよろしくお願いいたします
投稿者プロフィール

- 株式会社Urth
早稲田大学 国際教養学部 国際教養学科
University of Virginia 交換留学
兵庫県神戸市立葺合高等学校 国際科
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