【2024年 版】メタバースとVRの違いを最新事例とともに解説

メタバース VR 違い 最新 事例

メタバースとVR(バーチャルリアリティ)は、デジタル技術の世界で大きな話題を呼んでいますが、それぞれの違いをきちんと理解している人は少ないかもしれません。どちらも未来的でワクワクする技術ですが、実際には異なる特徴と活用方法を持っています。

本記事では、メタバースとVRの違いを分かりやすく解説し、具体的な事例を交えてその魅力をお伝えします。

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メタバースとVRの主な違い

メタバースとVRは、それぞれ異なる目的と技術的特徴を持っています。。メタバースは広範な社交活動や経済活動が可能な仮想世界を目指しており、VRは、virtual riality の意味で「仮想現実」を意味します。

簡潔にまとめると

メタバースは、インターネット上に存在する仮想空間のことであり、VRは仮想現実のことです。

言い換えると、

メタバースは、世界であり、そこには音声によるコミュニケーションなど、交流が存在します。そのため、メタバースにはアバターが存在することが多いです。
VRは、仮想現実を指し、空間を表します。

メタバースとは何か?

メタバースの定義と特徴について解説します。

メタバースの定義

メタバースは、「仮想現実(Virtual Reality)」や「拡張現実(Augmented Reality)」などの技術を駆使して作られた、インターネット上の仮想空間のことを指します。すなわち、様々な人がアクセスでき、仮想空間上で交流している状態・世界をメタバースと言います。この用語は「メタ(meta)」と「ユニバース(universe)」の合成語で、文字通り「現実世界を超えた宇宙」という意味を持ちます。ここでの宇宙は「全て」を意味し、日本語では世界と捉えるのがわかりやすいかもしれません。

私たちが現実で体験する全てがオンライン上(インターネット上)で体験しうる場所がメタバースなのです。

メタバースの特徴

メタバースは、アバターを介して他のユーザーや環境と相互作用し、コミュニケーションを取ることができます。メタバースは24時間365日、絶え間なく続く持続性があり、ユーザーの行動やイベントがリアルタイムで反映されます。

さらに、メタバース内では仮想通貨を使用した経済活動が行われ、ユーザーは商品やサービスの購入・販売や投資を行うことが可能です。

VR(バーチャルリアリティ)とは何か?

VRの定義と特徴について解説します。

VRの定義

VR(Virtual Reality、仮想現実)とは、人工的に作成された三次元の仮想世界を指します。

VRの特徴

VRでは、ユーザーは現実世界では体験できない環境や状況を仮想的に体験することができます。体験には専用のヘッドセットやゴーグルを装着することにより、視覚的にも聴覚的にもその仮想世界にいるかのような感覚を味わうことができます。

メタバースの活用事例3選

メタバースを実際に活用した事例を3つご紹介します。

①バーチャル埼玉「バーチャル埼玉」

メタバース バーチャル埼玉
(画像:バーチャル埼玉)

バーチャル埼玉は、2023年11月14日にオープンされたデジタルプラットフォームで、埼玉県の魅力をバーチャル空間で体験できます。このプロジェクトは、県内外に対して埼玉県の魅力を新しい形で発信することを目的としています。

バーチャル埼玉は無料でアクセス可能で、利用者は公式WEBサイトから直接アクセスでき、パソコンやスマートフォンなど多様なデバイスに対応しています。アプリのダウンロードや会員登録は不要で、すぐに体験を始めることができます。

このプラットフォームは、埼玉県の魅力を再発見し、県のイメージアップと政策の認知度向上を図ることを目指しています。特に、さいたまスーパーアリーナや川越の蔵造りの町並みなど、埼玉の象徴的なスポットをバーチャルで再現し、これらの場所でイベントを開催する予定です。

サイトでは、バーチャル埼玉の入場方法、空間内の案内、イベント情報などを提供しています。バーチャル空間では、リアルとは異なる体験が可能で、県庁の各課が設置するPRブースで、埼玉の多様な魅力を楽しむことができます。

②中京テレビ放送

メタバース 中京テレビ  説明会
(画像:中京テレビ放送)

中京テレビ放送は2022年にメタバースを利用して会社説明会を開催しました。このイベントは大きな注目を集め、定員200名に対して約2倍の応募があり、参加者は抽選によって選ばれました。

参加者からは、メタバースを介したアバターによるコミュニケーションがリアルな会場での質問よりも容易であったため、より深い理解を得ることができたとの声が多数寄せられました。加えて、ブース間の自由な移動が可能だったため、気になるブースに簡単に参加し、社員と直接会話することができたと評価されています。

一方で、人事担当者はメタバース内でのコミュニケーションが双方向であり、多様な部署が一堂に会して質疑応答を行える点に大きなメリットを感じられたそうです。

③写真愛好家向けメタバース 「House of Photography in Metaverse」

メタバース 富士フイルム
(画像:富士フイルム)

「HoP in Metaverse」は、デジタルカメラのショールーム、ギャラリー、およびユーザー交流スペースを含むバーチャル空間を提供し、写真愛好家たちとより直接的に結びつくコミュニケーション空間を実現しています。これにより、ファンとのダイレクトな交流を可能にし、写真愛好家向けの初のWebメタバースを公開しています。

空間は、エントランスホール、ショールーム、ギャラリー、コミュニティエリア、アリーナの5つの主要エリアで構成されています。これらのスペースは、ユーザーがアバターとして活動し、製品情報の収集、フォトセミナーへの参加、オンライン写真展覧、商品購入などが行えます。また、ユーザーは製品に関するアドバイスを提供するアバターコンシェルジュと直接相談も可能です。

このプラットフォームの目的は、時間や場所の制約なくユーザーに対して直営写真店と同等のサービスを提供し、写真愛好家たちが自由に交流し、共有する場を提供することです。また、フォトコミュニティの育成を通じて、写真愛好家たちが当社製品とサービスに深く関わることを促進することです

プラットフォームはPCやスマートフォンからアクセス可能で、VRゴーグルなどの特殊な機器は不要です。ユーザーは無料会員サービスに登録することで、全エリアのサービスを利用でき、各種イベントや直接的なコミュニケーションが享受できます。このメタバースでは、写真愛好家が自身の作品を展示したり、他の愛好家や専門家と直接交流することが可能です。

VRの活用事例3選

VRを実際に活用した事例を3つご紹介します。

①VRで混雑等の状況を再現

VR ウォルマート
(画像:ウォルマート)

ウォルマートは、従業員にVRゴーグルを装着させ、ブラックフライデーなどの混雑する販売イベント時に多くの顧客に対応する為の、トレーニングを実施しています。このVR研修では、現実では再現が困難な状況を仮想空間で体験しながら学ぶことが可能です。

VRを使用することで、従業員が実際の現場で起こり得る様々なシナリオに備え、より実践的で効果的なトレーニングを受けることが目的です。

これにより、顧客対応能力の向上と、イベント時のパフォーマンス向上を図ります。

②VRモデルルーム

東急不動産 VR
(画像:東急不動産)

東急不動産は、VRモデルルームをブランズシティ湘南台マンションギャラリーで公開しました。

従来のVRモデルルームは1人ずつの体験が基本でしたが、家族やグループで同時にVR内見ができるようになりました。これにより、参加者はリアルタイムで会話しながら物件の内見をすることができます。

家族やグループが一緒に物件を体験し、リアルな内見に近い感覚を提供することです。これにより、より多くの情報を共有し、購入決定に必要なコミュニケーションを円滑に進めることができます。

③VRを飛行機の機体整備士の危険予知研修に活用

ANA VR 研修
(画像:ANA)

ANAは労災ゼロを目指し、整備士向けの安全体験教育にVRコンテンツ「ANA VR Safety Training System」を導入しています。

「ANA VR Safety Training System」は、整備士の危険予知能力を向上させるために開発された研修プログラムです。このシステムは航空機整備の環境や過去の労働災害事例を基に作成され、格納庫での整備作業をリアルに再現します。受講者が危険行動を行うと、VRシステム内で転倒・転落がシミュレートされ、ナレーションでその原因を解説します。

このVR教育の目的は、整備士が作業中の危険を事前に予見し、安全な作業手順を身につけることです。これにより、実際の作業中における労災を防ぎ、労働環境の安全性を向上させることを目指しています。

メタバースとVRのサービスを導入する選択基準と考慮すべきポイント

メタバースとVRを導入する際にの、選択基準と考慮すべきポイントについてそれぞれ解説します。

メタバースサービスの選択基準

メタバースでの選択基準は、以下の3つがあります。

  • ①目的と用途
  • ②ユーザビリティ
  • ③コミュニティとの相性

①目的と用途

メタバースを選ぶ際は、そのプラットフォームがビジネスの目的や活動に合致しているかを考慮する必要があります。コミュニケーション、エンターテインメント、教育、販売など、特定の活動に特化したメタバースを選ぶと良いでしょう。

②ユーザビリティ

操作が直感的で、ユーザーフレンドリーなインターフェースを持つメタバースを選ぶことが重要です。

また、多様なデバイスに対応しているかも確認しましょう。

③コミュニティとの相性

PRの場合、自社のターゲットとなるユーザーが既に活動しているメタバースプラットフォームを選ぶことで、効果的にエンゲージメントを高めることができます。 

VRの選択基準

VRの選択基準は下記の2つがあります。

  • ①デバイス対応
  • ②コスト

①デバイス対応

VRシステムを選ぶ際は、必要とされるハードウェアの性能(PCのスペック、VRヘッドセットの種類など)を事前に把握することが必要です。

②コスト

VRの導入コストは設備や維持費によって大きく異なるため、予算に合わせたシステム選びが重要です。高品質の体験を提供する高価なシステムと、コストパフォーマンスに優れたシステムを比較検討しましょう。

メタバースやVRを導入前に考慮すべきポイント

メタバースやVRを導入する前に考慮すべきポイントをまとめました。

メタバースの導入を考慮するポイント

メタバースの導入を考慮するポイントとしては、以下の2つがあります。

  • ①セキュリティ対策
  • ②法規制の確認

①セキュリティ対策

メタバースの環境はオンラインであり、データのセキュリティが非常に重要です。個人情報の保護やデータ漏洩防止策を確認し、信頼できるプラットフォームを選ぶべきです。

②法規制の確認

特に商取引を伴う場合、メタバース内での活動が現地の法律や規制に適合しているかを確認する必要があります。

 VRの導入を考慮するポイント

VRの導入で考慮すべきこととしては以下の2つがあります。

  • ①サポート体制
  • ②健康への考慮

①ユーザートレーニング

VR技術は一部のユーザーにとっては複雑に感じられる可能性があるため、適切なトレーニングとサポート体制の整備が重要です。

②健康への配慮

長時間のVR使用は目や頭に負担をかけることがあります。ユーザーの健康を考慮して、使用時間の制限や適切な休憩が必要です。

これらのポイントを考慮することで、より効果の高いメタバース/VR活用が期待できます。

メタバースとVRの将来展望

メタバースとVR技術は、これからの数年間で大きな進化を遂げると予測されています。これらの技術は、エンターテインメントや教育、医療など、さまざまな分野での応用が期待されています。本章では、メタバースとVRの具体的な発展予測と、それぞれがどのような分野で応用されるかについて詳しく探っていきます。これにより、これらの技術が私たちの未来にどのような影響を与えるのかを考察します。

メタバースの発展予測

メタバースの技術は今後、よりリアルなインタラクションと没入感を提供する方向で進化していくと予測されます。AIの統合により、個々のユーザーにカスタマイズされた体験が可能となり、さらにパーソナライズされた仮想世界が構築されるでしょう。

また、ブロックチェーン技術の応用により、安全で透明性の高い取引がメタバース内で行われるようになります。これにより、仮想不動産市場やデジタルアート市場など、新たな経済圏が形成される可能性があります。

VRの発展予測

VR技術は、ハードウェアの軽量化、価格の低下、そして画質の向上が進むことが予想されます。これにより、一般家庭での普及が加速される可能性があります。


また、5Gや将来の通信技術の発展により、リアルタイムでの高速データ転送が可能となり、遠隔地でも遅延なくVR体験が享受できるようになるでしょう。

医療、教育、ビジネスコミュニケーションなど、多岐にわたる分野での応用が期待されています。

メタバースの新たな応用分野

メタバースは教育やトレーニングの分野での活用が進むと予想されます。特に、実地訓練が難しい場面でのシミュレーションや、国際的な教育プログラムでの使用が拡大する可能性があります。

さらに、環境保護や持続可能性に関連した活動のシミュレーションプラットフォームとしての利用も見込まれています。これにより、気候変動の影響を学ぶためのインタラクティブな教育ツールとして活用されるかもしれません。

VRの新たな応用分野

VRは精神健康の分野での応用が拡大していくと考えられます。特に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療や、不安症の緩和に向けた療法など、治療プログラムの一環としてVRが使われる例が増えています。

また、高齢者の認知症予防やリハビリテーションにVRを活用することで、生活の質の向上を図る試みも進められています。

これらの技術の発展と新たな応用分野の探求により、メタバースとVRは今後も私たちの生活や社会に大きな影響を与え続けることが予想されます。それぞれの技術が持つ無限の可能性に期待が集まります。

まとめ

ここまで、メタバースとVRの違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。本編記述のとおり、メタバースとVRはそれぞれ独自の魅力と機能を持ちます。

メタバースは広範囲にわたるインタラクティブな仮想世界を提供し、社交、ビジネス、エンターテインメントなど多様な活動が可能です。この広がりと多様性はユーザーに新しい社会的・経済的機会をもたらし、デジタルと現実の境界を曖昧にします。

一方、VRは完全な没入体験を提供し、教育、トレーニング、エンターテイメントなど特定の用途で効果的に活用されます。

また、メタバース導入時には目的の明確化が重要で、適切なプラットフォーム選択と技術的要件、予算の検討が必要です。VR導入時には適切なハードウェア選定とユーザー体験の設計が鍵となります。

これらの要素を考慮することで、メタバースやVRの導入がスムーズに進み、計画した目的に沿った効果を最大限に引き出すことが可能となります。

各技術の特性を理解し、適切に活用することで、新たなビジネスチャンスを掴むことができるでしょう。

更新日:2024年5月24日

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投稿者プロフィール

田中 大貴
株式会社Urth CEO
早稲田大学創造理工学研究科所属
早稲田大学創造理工学部建築学科を2021年3月卒業
大学では、建築学を専門としつつ、2018年4月からは早稲田大学で「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」をはじめとした商学部の授業を受講。 その後、文科省edgeNextプログラムの一つである、早稲田大学GapFundProjectにおいて2019年度の最高評価および支援を受け、起業。 現在は、大学院で研究をしつつ、「〇×建築」をテーマにwebサービスの開発、営業から、建築の設計及び建設物の運営やVR空間の設計に関するコンサルタントまで幅広い事業を行う。

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