
VRについて学びたいと思っているけど、どこのスクールを受講すればいいかわからないという方は多いのではないでしょうか?
そこで、今回の記事ではあなたに合ったVRについて学べる学校が見つかるように、4つのニーズに分けて紹介しています。さらに、VRについて学ぶ前になにを準備すればいいかも冒頭に解説しています。本記事を読めば、VRについて学ぶ良いスタートダッシュが切れるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
VRを開発するのに必要な機材
VRの開発に必要な機材を紹介する前に、そもそもVRとはどんなものなのか、おさらいも兼ねて解説しておきましょう。
VRとは、Virtual Reality(バーチャルリアリティ)の略で、国内では仮想現実と呼ばれることが多いです。2016年にSONYが開発したPSVRの発売を機に、一気にVRの認知度が拡大しました。
VRを体験するには、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)という頭に装着するタイプのデバイスが必要になります。このデバイスを使用することで、振り向くだけで、目に映る風景が変わり、あたかもその仮想世界にいるような感覚を味わえます。
このようなVRを開発するためには、最低限2つの機材が必要です。これから紹介する機材がないと、VRの開発はできませんので、詳しく解説していきます。
一定水準以上のPC
VR開発に必要な機材として挙げられるのが、一定水準以上のPCです。以下がVR開発に必要なPCスペックなので、これからPCを購入される方は参考にしてください。
OS | Windows |
CPU | Core i7以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD推奨 |
Cドライブの空き容量 | 240〜480GB程度確保 |
GPU(画像処理) | GeForce GTX 1060/ AMD Radeon RX 480以上 |
大体費用は20万円ほどかかるでしょう。ノートPCでも開発できますが、コストや動作のスムーズさを考えると、デスクトップPCのほうがストレスなく開発できます。選ぶのが難しい場合は、「VR対応」や「VR READY」と記載されているPCを購入すれば間違いないでしょう。
HMD(VRゴーグル)

自分が作成したVRが機能しているか確認するためには、HMDが必要です。大体2〜9万円で購入できます。購入するときは、性能面だけでなく、軽さや大きさなど装着したときの頭の負荷も考慮して選びましょう。選ぶ基準としては、HMDのレンズの画質はフルHD以上、軽さは300〜600gがおすすめです。
VR開発に必要なソフト
ここではVR開発に必要なソフトを2つ紹介します。ゲームを作るために開発されたソフトなのでゲームエンジンと呼ばれていますが、ゲーム以外でも使われています。2つの特徴を把握し、VRについて学べる学校選びの参考にしてください。
Unity(ユニティー)
Unityは、ユニティ・テクノロジーズ社が開発したゲームエンジンです。主にスマートフォン向けのアプリやゲームに使われることが多いです。身近な例だと、「ポケモンGO」でUnityが使われています。
Unityの特徴は、PCやモバイル、Webブラウザ、家庭用ゲーム機などさまざまなプラットフォームに対応していることです。Unityを扱うスキルが身につけば、ゲーム開発以外にも幅広い業界で活躍できるでしょう。
さまざまなプラットフォームに対応できる特徴を活かし、株式会社UrthのVRを活用したサービス「v-air」はUnityを採用しています。v-airは、アプリやソフトをダウンロードする必要がなく、URLからアクセスするだけで手軽にVR体験ができます。ユーザー側の利用するハードルが下がるのでより多くの人に、VR体験してもらえるサービスが提供可能です。
Unreal Engine (アンリアルエンジン)
主に家庭用ゲームの開発に使用されることが多いゲームエンジンUnreal Engineは、グラフィックが非常に綺麗なのが特徴です。2022年4月にリリースされたUnreal Engine5は現実の映像と見間違えるくらいリアルな仮想世界を再現できます。以下の動画は、日本の街並みをUnreal Engine5で再現されています。
グラフィックが綺麗なだけあって、求められるPCのスペックも高くなってしまいます。PC周りの開発環境が整えられないと、Unreal Engineを使ってのVR開発は難しいでしょう。以下がUnreal Engineの公式サイトで推奨されているPCスペックです。
OS | Windows(Macは未対応) |
CPU | Core i7 or Ryzen 9 5900X以上 |
メモリ | 32〜64GB以上 |
ストレージ | SSD(1TB) |
GPU(画像処理) | RTXシリーズ or AMD Radeon 6000 以上 |
また、Unreal Engineは日本語の資料が少ないので、独学でスキルを習得する場合は時間がかかってしまいます。Unreal Engineの講座がある学校で受講するのがおすすめです。
VRの活用事例と将来性
VRは仮想のシチュエーションを、現実で起こっているかのような体験ができます。その特徴からゲーム以外にも、教育分野から美術館、ショッピングまで幅広い分野でVR技術は活用されています。
ECとVRを掛け合わせた「VRコマース」は、ユーザーに届けられる情報量が多く、従来のECサイトよりもユーザーの滞在時間が長いことが特徴です。新しいショッピングの形として注目されています。VRコマースについて、以下の記事で事例も含めて解説しているのでご覧ください。
株式会社UrthではVR技術を活用したECサービス「v-air shop」を提供しています。v-air shopは建築士がVR空間の設計を制作することで、自然と目がいくように商品を置くなど専門知識を活かした売上対策が可能です。
VR/ARの市場規模は、2022年の約5兆2,890億円から2027年には約16兆3,650億円まで達するといわれています。各分野でVRが導入されている点や、市場規模が拡大する点も含めるとVRは将来性は充分あるといえるでしょう。

VRについて学べる学校
VRについて学べる学校は動画で行うオンライン講座から、通学して学ぶタイプまでさまざまな学校があります。今回は社会人で勉強する時間がなかなか取れない方でも、最後まで受講できる学校を4つのニーズに分けて紹介しています。
短期間で学びたいなら「Udemy講座」

特徴
- 講座は動画で完結するので、隙間時間を利用して勉強できる。
- 1度購入すれば何度でも動画を視聴できる。
- 頻繁にセールが行われ、最大90%OFFで購入できる。
- 講座内容に不満がある場合、購入から30日以内であれば返金してくれる。
- 講座1本の時間が短いので、VRについてざっくり学びたい人におすすめ。
:
費用 | 3,600〜27,800円(税込) |
時間 | 2〜15時間 |
じっくり深く学びたいなら「侍エンジニア」

特徴
- 完全オンラインで講師とマンツーマンで学べる。
- マンツーマンだが、週20時間確保できれば受講できる。
- Unityが学べるエキスパートコースでは転職サポートがある。
- マンツーマン指導なので挫折しづらい。
- 確実にVR開発スキルを身につけたい方におすすめ。
費用(分割払い可能) | 59万4,000〜128万7,000円(税込) |
時間 | 12〜48週間 |
通学しながら学びたいなら「VRプロフェッショナルアカデミー」

特徴
- VR/AR専門のオンラインスクールで現役エンジニアから教えてもらえる。
- Unityの公式認定資格も取得できる。
- 週に1回、土/日曜日の通学なので、働きながら学校に通える。
- オンライン講座にはない生徒同士の交流ができる。
- 転職保証が付いているので、卒業後すぐ即戦力になりたい方におすすめ。
費用(分割払い可能) | 32万7,800〜66万円(税込) |
時間 | 5〜12ヶ月 |
オンラインで効率よく学びたいデなら「デジタルハリウッドオンライン」

特徴
- 完全オンライン講座なので、いつでもどこでも学習できる。
- カリキュラムが豊富で、目的に合わせて受講できる。
- ライブ授業ではリアルタイムに講師へ質問できる。
- 就職・転職向けのサポートが充実している。
- 完全オンラインで効率よくVRについて学びたい方におすすめ。
Unity講座[VR編]の場合
費用 | 5万5,000円(税込) |
時間 | 3ヶ月 |
まとめ
VRについて学べる学校はさまざま種類があります。どれだけ費用の高い講座を受けても、自分の学習ペースに合わなければ、途中で挫折してしまうかもしれません。今回紹介した4つの学校から自分の確保できる時間や、学習スタイルと照らし合わせて、自分に適した学校を見つけてください。


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