text:
Hiroki Tanaka
株式会社Urth(以下Urth)では、株主のための企業ではなく、会社に関わる全てのステークホルダーのための企業となることを目指しています。
今回その取り組みの一つとして、Pledge1%のメンバーに加盟したことをご報告いたします。本取り組みにより、弊社では利益の1%を、慈善事業に寄付いたします。
Pledge1%とは
参照:https://www.botronsoft.com/blog/tag/pledge1/
Pledge1%はSalesforce社によって開発された新しい企業慈善活動の形です。資本の 1%、製品の 1%、売上の 1%、そして従業員の時間の 1% を慈善目的に充てる誓いを立て、実際に活動をする取り組みです。
Pledge1%にも早期から加盟していて、Trellloなど多くの業務改善ツールを提供している株式会社アトラシアンのスコットさんは次のようにPledge1%を紹介しています。
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会社を立ち上げてすぐの状況がどのようなものか、私は経験上よく知っています。それまでの人生で味わった事が無い程、ものすごい集中力で必死に頑張り、ほんの僅かな成功でも大いに誇りに思う気持ち。同時に、これまでの道のりにおいて自分を支えてくれた先生、メンター、ソーシャルプログラム、友人、そして家族はもちろん、自分が先人である起業家たちの肩の上に立っているという自覚。具体的な方法で感謝の念を表したいものの、自分の会社を軌道に乗せるべく常に精神を研ぎすませていなければならないという状況に陥るのです。
しかし、誓いを立てて社会に還元すれば、こういったジレンマを解消できます。
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Urthもまだ小さく、立ち上げたばかりの企業ですが、多くの方に支えられ運営ができています。
そのサポートへの感謝の具体的な形として、pledge1%はとても有益なシステムです。
Pledge1%へ参加する理由
UrthがPledge1%に参加する理由は大きく2つあります。その2つの理由は、下記のものです。
- 様々なサポーターへの感謝の具体的な形として明確な目標を定めるため
- 株主のための企業ではなく、すべてのステークホルダーのための企業となるため
様々なサポーターへの感謝の具体的な目標を示すため
Urthのような小さな企業では財団を作ることもできず、なかなか社会に対しての慈善事業の明確な目安をだすことが難しいのが現状です。その中で、pledge1%では、それぞれの企業が社会貢献になる活動を具体的な目標を定めて、宣言することができます。このことで、内外に企業として行う慈善事業を具体的に示すことができ、明確な活動へとつながっていきます。この効果を見込みUrthではPledge1%に加盟しました。
そして、この活動は、ベンチャー企業という特性もあり、創業前、創業後、そしてこれからも多くの方に支えられて、初めて事業を行うことができるUrthが、その支えてくださる多くの方にとって大切な社会への還元を行うことを明確にすることになります。具体的な数値を上げて、事業を行うことでサポートをしてくださる皆様にとってもわかりやすい指標となることを期待しています。
株主のための企業ではなく、すべてのステークホルダーのための企業となるため
Urthは株主のための企業ではなく、関わる全ての人に取って価値のある企業となることを目指しています。まずは、サービスによって価値を提供するお客様にとって、次に企業を支える株主、実際に事業をおこなう事業メンバーにとって、そしてUrthが生まれた早稲田や東京、日本にとって価値を提供することがUrthが事業として行う事です。
空間を多様化させ
多様化した社会の基盤を作る
このミッションに基づき、VR事業やブロックチェーン事業によるサービス提供だけでなく、得た収益からもミッションに基づきUrthが生まれた地域にとって過ごしやすい空間を作る慈善事業に対して積極的に寄付、投資を行っていきます。
このような活動を通して、Urthは関わる全てのステークホルダーがより過ごしやすくなるような空間を生み出せればと考えています。
Pledge1%での具体的な目標
参照:https://pledge1percent.org/pledged/
Urthでは、Pledge1%に加盟し、最初の具体的な目標を定めました。それは利益の1%を寄付する事です。
Urthでは、2021年度から12月の決算時にその年度で上がった利益の1%をミッションに基づき、空間を豊かにする慈善事業に寄付いたします。
寄付を行う団体に関しては、実際に寄付を実行したのち基本的に一ヵ月以内に公表いたします。また、Urthのミッションに関して関わりのある慈善事業を行う事業者の方はぜひお問い合わせフォームより、ご連絡いただければ幸いです。
今後、Pledge1%でも他の分野があるように、労働時間の1%、プロダクトの1%など随時事業規模に応じて寄付する目標を定めていきます。
今回はPledge1%にUrthが加盟したことをご報告いたしました。ベンチャー企業であっても、社会に対して貢献をする明確な目標を定めることは可能です。
また、これからの企業は株主のためだけでなく、環境や社会など全てのステークホルダーにとって価値のある活動をしていかなければ、社会を良くすることにはつながらないと確信しています。その時に、社内外に目標を宣言することは、企業に取ってその目標を達成するための大きな動機づけにもつながります。
これから、日本でもPledge1%に加盟し、慈善事業も通して社会をよくする企業が増えることを楽しみにしています。
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