メタバースとNFTの関係性は?活用事例やよくある質問の解説も

メタバース NFT 関係性

最近、さまざまなメディアで取り上げられるメタバースですが、定義もあいまいで、わかりづらいところもあるでしょう。また、メタバースとセットで取り上げられるNFTも同じく、わかりづらい部分が多いコンテンツです。

今回は、そんなメタバースとNFTをまとめてご紹介します。メタバースとNFTの関係性だけでなく、それぞれが今後果たしていくと言われる役割も解説します。

そもそもメタバースとは

メタバース とは

メタバースは「Meta(超)+Universe(宇宙)」からつくられた造語です。そのため、明確な定義があるわけではなく、幅広い意味で用いられています。

2022年の現時点では「コミュニケーションを取ることができる仮想の空間」と認識して置くといいかと思います。

なぜこう定義しているかというと、メタバースで最も重要視されている点が「コミュニケーションが取れるかどうか」だからです。

メタバースの定義を理解するためには、VRとメタバースの役割の違いについて知っておく必要があります。

メタバースとVRの違い

VRとはVirtual Realityの略語で、バーチャルな現実、すなわち仮想現実のことです。VRは建物や物体などを仮想の空間に再現したものであるため、その中でコミュニケーションができることは求められません。

一方で、メタバースでは仮想現実空間の中で会話などのコミュニケーションができることを求められています。そのため、仮想現実空間の中では自分を表現するアバターが必須となり、メタバースにはアバターが必ず存在するといっても過言ではありません。

以上の理由から「メタバースとはコミュニケーションを取ることができる仮想現実空間」と定義しました。この定義を用いることで難しいと思っていたメタバースを簡単に理解することができたのではないでしょうか。

NFTとは

NFT 事業

NFTとは、Non-Fungible Tokenの略称で、代替不可能なトークンという意味になります。

NFTは、従来からあるビットコインなどと同じく、ブロックチェーンの技術に基づいた仕組みです。ただし、金融取引のように扱われるビットコインとは全く異なり、代替が不可であることを活かした使われ方をしています。

では、代替が不可能であるトークンということはどういったことなのでしょうか。

代替が不可能なトークンとは?

まず、トークンとは、直訳すると「しるし」「象徴」などの意味です。しかし、現在では従来の硬貨や紙幣の代わりに使うデジタルマネーを指したり、ネット決済やクレカ決済の際に使う認証デバイスそのものを指すこともあります。このうち、NFTでのトークンとは、デジタルマネーの意味をさします。

具体的に例を用いて解説します。

例えば、Xさんが持っている10ビットコインとYさんが持っている10ビットコインは同等の価値であり、交換することができる「代替可能」なものです。

一方で、「代替不可能」とは、全く同じものが存在しない、例えば「金メダル選手の直筆サイン入りTシャツ」のような一点物であることを意味しています。

一点物で変わりがないトークンのことをNFTというのに対して、ビットコインなど暗号資産のような代替可能なトークンのことをFT(Fungible Token / 代替可能トークン)と呼びます。両者の違いは以下の通りです。

NFTFT
特徴代替不可能(同じトークンが存在しない)代替可能(同じトークンが存在する
活用されている分野ゲーム、不動産、スポーツ、アート、会員権 など暗号資産 など

NFT技術は、この「代替不可能」という性質があるために、ゲーム内で独自の価値を持つキャラクターを生み出したり、会員権や不動産などの所有権証明に利用されたりと活用の幅が広がっています。

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メタバースとNFTの関係性

メタバースとNFTに関してここまでご紹介してきました。それでは、なぜメタバースとNFTはセットで取り上げられることが多いのでしょうか。

メタバースは、コミュニケーションを取ることができる仮想の空間であり、NFTは代替不可能なトークンであるため「場所と通貨」という、まったく関係のない内容に見えます。この両者には一体、どんな関係性があるのでしょうか。

メタバースとNFTは相互依存関係ではない

メタバース つくるんです
参照:つくるんですVRワールド(NFTのないメタバース)

まず、メタバースとNFTの関係性において、重要視していただきたいのは、この両者には相互依存関係がないということです。メタバースはNFTがなくとも機能しますし、NFTもメタバースがなくても機能します。

それぞれは、独立した立ち位置で役割を持っています。

例えば、メタバースでは、NFTが存在せずに活用されている事例の方が多いです。メタバース内での売買が、円などの法定通貨で行われていたり、そもそも物の売買が行われていない事例も多くあります。

NFTでも同じことが言えます。ほとんどのNFTは現実の世界でやり取りされ、売買する人もTwitterなどのメタバースではないSNSでコミュニケーションをとっています。

メタバースとNFTが関わる部分

参照:西岡氏所蔵NFTのメタバース美術館

それぞれが独立して動いている中で、メタバースとNFTが関係する部分はどこにあるのでしょうか。

関係性としては、二つあります。

メタバースの中でNFTが使用される

参照:https://genso.game/ja/(メタバース×NFTゲーム)

一つ目は、メタバースの中でNFTが使用されることです。メタバースは仮想現実の空間が必要なため、内部に多くのデジタルデータを含みます。

そのデジタルデータをNFTとすることで、代替不可能とし、価値を生み出すことがあります。ここでは、NFTとなったデジタルデータがメタバースの中で利用できることで、デジタルデータの価値をあげるといった効果が出てきます。

例えば、メタバースとなっているゲームの中で、魔法の剣がNFTとなることで、世界で一つしかないアイテムとなります。そのアイテムがほしい人が世界にたくさんいれば、アイテムの価値は上昇し、NFTとしての価値が出てきます。

メタバースそのものがNFTとして売買される

サンドボックス
参照:サンドボックスホームページ

二つ目は、メタバースそのものがNFTとして売買されることです。これを行っているのが、SandBoxなどのメタバースプラットフォームです。

先ほどは、ゲーム内の魔法の剣をNFTとする例えを出しましたが、今回はゲームそのものをNFTとして売買するということ。

この場合、NFTとされるメタバースそのものにどれほど人が集まっているかや、今までにそのメタバースの中で何が行われてきたのかなどが、NFTの価値を決める判断基準となります。

メタバースとNFTの活用事例

世界で実際に活用されている、メタバースとNFTを合わせた活用事例を紹介します。

NFTアートを飾る場所としてのメタバース

参照:西岡氏所蔵NFTのメタバース美術館

メタバースとNFTが関係する事例として、最も多く挙げられるのが、アートとして活用されることです。メタバースにNFTアートの展示をするということ。

この試みは、多くのメタバースプラットフォームで行われ、NFTとの連携の度合いはそれぞれのメタバースプラットフォームで異なります。

NFT専用のマーケットプレイス(取引を行う場所)との連携をしたサービスや、メタバース用のURLから飛べるようにしたものなど様々な事例があります。

Urthのメタバースプラットフォームでも、メタバース上での美術館を作成している方もいます。

下記のボタンから体験可能ですので、ぜひ体験してみてください。

メタバースそのものがNFT・メタバース不動産

参照:coincheck NFT

メタバースの空間そのものがNFTとして取引されている場合もあります。

これは、仮想空間上の土地をNFT化したもので、NFT不動産とも呼ばれます。2022年の3月から5月ごろには、市場が非常に熱狂し、億単位のお金が動くこともありました。

2022年9月現在では、落ち着いていますが、NFT化されたメタバースで様々な活動が行われています。

メタバースゲーム内でのアイテムがNFT

参照:coincheck NFT

現在の多くのゲームはユーザー間での会話がオンラインで行え、それぞれがアバターとなって会話をしています。そのようなゲームは、メタバースとなっているゲーム、すなわちメタバースゲームと言われます。

このメタバースゲームでは、アイテムが世界中の人たちでやり取りされています。このアイテムがNFT化され、世界に一つの剣が本当に世界に一つしかない状態となっている場合があります。

このような使い方もNFTとメタバースが関連している使い方といえるでしょう。

メタバースの始め方

メタバースを始めるためには、まず利用するメタバースプラットフォームを探します。目的に合わせて適切なメタバースを選ぶことが重要です。

NFTも活用したい場合は、どのように利用したいのかを明確化し、その活用方法に合わせて、メタバースプラットフォームを選びましょう。

その後は、選んだメタバースプラットフォームに合わせて、空間を構築します。

メタバースプラットフォームに関しての詳しい情報は、以下の記事を参考にしてください。

メタバースとNFTに関してよくある質問

メタバースとNFTに関してよくある質問を解説します。

メタバースコインには何がありますか

そもそも、コインではなく、トークンが仮想通貨の正しい名称です。メタバースに紐づいたトークンは、世界にもいくつかあります。

トークンであるMANAは、Decentlandと連携しています。その他にも、ブロックチェーンであるイーサリアムやソラナ、ビットコインをベースにしたトークンがメタバースプラットフォームと連携しています。

メタバースコインはどのように購入できますか。

メタバースコイン、すなわちトークンは、仮想通貨取引所で購入が可能です。または、トークン発行者から直接購入することも可能です。

仮想通貨は、法規制等がはっきりとされていない領域です。自分で見極めて比較することが重要です。


今回は、メタバースとNFTに関してまとめてみました。メタバースとNFTは密接に関係するものの、相互依存の関係はなく、それぞれが独自に進化を続ける技術です。技術の特性を見極め、上手に活用してみてください。

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投稿者プロフィール

田中 大貴
株式会社Urth CEO
早稲田大学創造理工学研究科所属
早稲田大学創造理工学部建築学科を2021年3月卒業
大学では、建築学を専門としつつ、2018年4月からは早稲田大学で「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」をはじめとした商学部の授業を受講。 その後、文科省edgeNextプログラムの一つである、早稲田大学GapFundProjectにおいて2019年度の最高評価および支援を受け、起業。 現在は、大学院で研究をしつつ、「〇×建築」をテーマにwebサービスの開発、営業から、建築の設計及び建設物の運営やVR空間の設計に関するコンサルタントまで幅広い事業を行う。

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